銀座まるかんの創始者「斉藤一人さん」は常に長期的な展望に立って物事を考えている。
銀座まるかんの創始者「斎藤一人さん」は常に長期的な展望に立って物事を考えています。
かなり、以前の話ですが、銀座まるかんの創始者「斎藤一人さん」は日本の不景気は100年は続くと言われていましたが、それが現実味を帯びてきました。
更に、不景気が終結するのは、アフリカまで及んだときというような意味のことを言われていました。これはなにを言われているかと言いますと、現在、日本は賃金の安い中国に企業は進出しておりますが、すでにそのウエーブは変貌を遂げつつあります。中国ではインフレが進み賃金もどんどん高くなってきており、先日のタイの洪水で実体が明らかになりましたように多くの企業がより賃金の安い東南アジアに矛先を変えつつあります。そして、最後にはアフリカに進出ということになり、アフリカの賃金も日本と遜色なくなったときに不況は終わるということだと思います。つまり、空洞化が叫ばれてから数十年。それらの企業が賃金が同じであれば、元の日本に戻るわけですから、そこで働く人が増え税収も増え、消費も盛んになるわけです。こんな先まで見透しているのです。
近視眼的な発想ではいけないということですね。例えば、円高もそうです。以前は、一ドルが100円以下になったら、日本の企業はやっていけないと言われていましたが、そんなことは無かったです。このまま更に円高になったら、さすがに日本企業はだめになるでしょう?と言われる人もおりますが、恐らく、円高は70円台が底値で長期的には円安になるような気がします。なぜかと言いますと、日本の赤字は国民一人当たりの借金が700万円以上にもなり(赤ちゃん子供も入っていれば一人1000万円以上にもなりますよね)、とても返せない状態です。日本の国債は90%位が身内(国民)が買っているのでギリシャとは事情が違うと言いますが、身内だから返さなくて言い訳ではありませんので、事情はもっと深刻です。昨日、日銀が10兆円金融緩和(つまり、赤字国債の引き受け手となる)を発表しましたが、この裏には、今まで国債のほとんどを買ってくれていた大手銀行が日本の国債に不安を抱き始め、国債を処分することを検討するチームを立ち上げたとのことで、日本政府としては、自分の借金を自分で聖徳太子を印刷して返し始めているわけですが、国債の格付け会社も眼を光らせていますので、どんどん国債のランクが下がり、下がると買う人が減るので金利を上げて買ってもらうことになります。つまり、返済利子がどんどん膨らむわけです。日銀の発表で1円位円安になりましたが、この程度で済んでいますのは、ユーロもドルも同じように増札しており、景気浮揚策をとっているので、危険な赤信号も皆で渡れば恐くないという状況で決して健全なやり方ではないかもしれません。このようなわけで、このようなファンダメンタルの悪化を総合的に評価しますと長期的には円は安くなると考えております。最悪の状況はハイパーインフレーションです。その時は円は紙くずのようになり、早めに金などに換えたほうがよいということになるのですかね?
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